西麻布T邸では、設備配管が敷設されたので、大工さんが本格的に入って木製下地の組み立てと断熱材の施工、そして枠材やボード材の取付けが始まりました。
正面中央に積まれているのが、石膏ボード(プラスターボード)です。大工さんが木製下地の形に合せて、定規とカッターを使って丁寧に切って、ビスで留めてゆきます。
壁に立てかけられているのは、お施主様がご自身で発注して下った(施主支給品)の収納の建具です。枠材も一緒に来ているので、寸法を調整の上取付け作業中です。
こちらはダイニング側からキッチンを見ているアングルです。正面の壁は既存壁ですが、大きな壁面収納が取り付く予定なので、その内部に置く予定の調理機器用の電気配線が天井からぶら下がっています。左手の壁裏にはお子様たちの寝室が来るので、調理の音が響かないように壁内に断熱材を充填してくれています。
子供部屋への入り口も既製品の引き戸を改造した引き込み戸になっているので、こちらも大工さんが丁寧に取り付けてくれています。
こちらは書斎の天井の梁型を見上げた写真です。白い管がエアコンの冷媒管で、木製下地に隠れた灰色の管がドレイン管です。この書斎だけでなく、隣室の主寝室、そしてさらにその隣の子供部屋のエアコンの配管もこの部分を通るので、事前にドレイン管の勾配を計算したうえで建具の寸法が決まるという段取りになっています。
全体にボードが張られることで、空間の概要が一気に形を成してきました。