Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

日米の超高級リノベーション設計事例セミナー@LWLワークショップ

学校・セミナー

セミナー続きですが、こちらはこれまでのリフォーム&リノベーションの技術的なものとは一味違った、日米の富裕層のリノベーションの実態に迫ることを目的としたセミナーでお話しをさせて頂きました。

LWLセミナーpポーゲンポール広尾ショールーム

主催はLWL(リビング・ウェルネス・イン・ラグジュアリー)という高級建材・設備を扱う会社が集まったグループです。ドイツ製高級輸入キッチンのポーゲンポール社、イタリア製輸入フィットネスマシンメーカーのテクノジム社、デザイン性の高い暖炉専門のヴェッキオ・エ・ヌオーヴォ社、デンマークのハイエンド・オーディオブランドのバング&オルフセン社、最高級テキスタイル・ラグ・壁紙のマナ・トレーディング社など、僕らにとっても憧れのブランドが集まったスター軍団のようなグループです。彼らが中心となって、自宅での生活を、いかに快適でラグジュアリーに過ごすかという、まさにこれからの時代が求める新しい生活コンセプトを考えているそうです。

日米富裕層リノベーションセミナー@広尾ポーゲンポール

会場は以前のブログでご紹介した、広尾にあるポーゲンポール キッチンデザインセンター東京で、超高級キッチンに囲まれたショールームの不思議な高揚感が漂う空間内で、大手不動産会社や大手リフォーム会社やリノベーション会社、約70名の方々にお話をさせて頂きました。

東京&ニューヨーク超高級リノベーション実例紹介

日本での高級リフォームは僕らの事務所が設計させて頂いたものですが、ニューヨークの実例は、ここ2年連続して研修で出掛けて元の事務所や色々な筋を辿って見学させてもらった超高級リリノベーションの貴重な実例写真です。

セミナー後のパーティー@広尾ポーゲンポールSR

セミナーの後は、ワインとフィンガーフードを食べながらの懇親会でした。今回は基本的にはクローズドで、LWL側が考えてくれた企業やエンドユーザーの方々が中心でしたので、非常にリノベーションへの意識も高い方々が多く、セミナー後も沢山の人にお声掛けして頂き、とても楽しく、刺激的な時間を過ごすことができました。

セミナーの告知

因みにセミナーのタイトルは「-日米の設計事例から読み解く- 超高級リノベーションのデザインとライフスタイル」で、その説明としては、「市場が拡大の一途をたどるリフォーム・リノベーション。特に、工事費が数千万円以上にも達する高額市場では、建築・インテリアについて高度な設計ノウハウだけではなく、富裕層のライフスタイルに対する理解が必要とされます。今回のセミナーでは、超高級リノベーションのメッカであるニューヨークで修業を積み、日本でも数多くの設計を手掛けているカガミ建築計画の各務謙司氏が、具体的な設計事例を読み解きながら、その難しさと面白さを明らかにしていきます」となっています。こうやって読んでみると面映ゆいものですが、それなりに内容の濃いお話ができたと思っています。

LWLのメンバーと各務謙司

こちらはパーティーも終わった所で、主催者側のポーゲンポール社の川島社長、テクノジムの渡我部部長、ヴェッキオ・エ・ヌオーボ・ジャポーネの佐々木社長、マナトレーディングの山本部長とお話をさせて頂いているシーンです。貴重な機会を作ってくださったLWLの メンバー企業の方々、そしてお忙しいなかセミナーの聴講に来てくださったお客様方、どうもありがとうございました。

リフォーム&リノベーションセミナー@JHS

ニュース

建材や設備に関する展示会としては日本最大級のジャパン・ホーム&ビルショー2012にて、雑誌「建築知識」の実務セミナーの一環で、リフォーム&リノベーションについてのセミナーがありました。

リフォームセミナー 各務謙司

本の共著者でもある中西ヒロツグさ んと二人で、各務がマンションを中西さんが戸建を担当して、プロ向けのリフォーム&リノベーションの実務を中心としたお話をさせて頂きました。

こちらの記念写真は、左から中西ヒロツグさん、建築知識編集部でセミナーのコーディネーター役の西山さん、そして各務です。
セミナーの内容は、「今後の需要増が見込まれるリフォーム・リノベーション。工事費1000万円以上の市場では、それ以下の市場に比べて提案の複雑性や特殊性が一気に高まりま す。マンションでは水廻りを移設するケースが多くなりますが、これには高度なノウハウが要求されます。戸建住宅においても、建物全体の耐震性能とプランニ ングの高い整合性が要求されます。本セミナーでは、マンション(各務謙司氏が担当)、戸建住宅(中西ヒロツグ氏が担当)の設計術について実例を交えながら 分かりやすく解説します。」(西山談)

驚異のリフォーム&リノベーション術販売中

セミナー会場では、中西さんとの共著の驚異のリフォーム&リノベーション術が好評販売中でした。

リノベーションセミナー 中西ヒロツグさん

事前登録は 120名程だったようですが、話している途中から段々と人が増え、最後に中西さんが喋っている頃にはほぼ満席になっていました。セミナーには以前の設計スタッフだった笠原君や、20年前の教え子の原田君、いつもお世話になっている工務店の片岡社長、愛媛の共栄木材の柴田君など、懐かしい人たちも沢山聴講に来てくれて、とても楽しいセミナになりました。

西麻布T邸 解体前の最終仕上げ確認

西麻布T邸

大分以前にこのブログで紹介した西麻布T邸のリフォーム工事ですが、この度工務店リフォームキューさんとの契約も無事締結され、工事がスタートすることになりました。

西麻布のマンションリフォーム工事着工前

こちらは既にお引越しも済ませたガランとした部屋の状態です。リビングからキッチンと奥の寝室が見えていますが、この部屋が大きなリビングダイニングキッチンにリフォームされることとなっています。

西麻布のマンションリフォームT邸の打合せ風景

今となっては少し懐かしい写真ですが、まだ家具があった頃の仕上げ材の打合せ風景です。今回は費用の制限もあって、僕らの設計としては珍しく、お施主さまからの施主支給品が多く発生するスタイルのリフォームになっています。奥さまのMさまが、素晴らしい情熱と粘り強さを発揮してくださり、色々とコストパーフォーマンスが良く、面白い製品を見付けてくださっているので、それらがどのように組み合わされてくるのか、とても楽しみです。

解体前最終打ち合わせ@西麻布T邸

解体前のひと時に、仕上げ材の最終確認をしている様子です。設計デザインについても、通常の設計監理のスタイルを取らずに、お付き合いのあるリフォームキューさんにトップに立ってもらい、僕らはデザイナーとしてその下に入って打合せを進めてきました。右から奥さまのMさま、リフォームキューの石原さんと坂本さんです。

モールディングとケーシング

白をベースにモールディングとケーシングを使って、上品かつ華やかな空間になるようにデザインしています。写真は塗装用のモールディングとケーシングサンプルです。

施主支給品の木製建具

現場には早々と施主支給品の建具も入っていたので、どのような状態かを確認してみました。パイン材の框扉ですが、アウトレット品とのことで、格安で手に入れることができたそうです。Mさまの情報力には感服するばかりです。

リフォーム前の西麻布T邸リビング

かつてはベランダ一杯にあった植栽も全て引っ越されて、妙にスッキリしてしまったT邸のリビングです。これからどのように変わってゆくか、どうぞ楽しみにしてください。

西麻布T邸のインテリアテイスト

因みにこちらがお引っ越し前のT邸のインテリアの雰囲気です。
このインテリアテイストを活かした、上品かつ華やかなリフォームができるように
頑張ってゆきますので、どうぞ宜しくお願いいたします。