Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

赤坂M邸リフォーム現場施主打合せ

赤坂M邸

工事進行中の築浅マンションリフォームプロジェクト、赤坂M邸の現場にて、お施主様と確認事項をチェックするための打ち合わせを行いました。

赤坂M邸マンションリフォーム現場打合せ

快晴に恵まれた現場に、お施主様ご夫妻に来ていただき、工事の進捗状況を確認して頂きながら、細かい寸法や仕上げの確認をお願いいたしました。石張り予定のリビングの壁には、構造用合板が張られています。

現地確認@赤坂M邸

天井が高いこちらのマンションでは、慎重186センチの私、各務でも天井に手が届きません。お施主様ご夫妻に天井裏の配管を説明している様子です。左側に立っているのが、現場常駐で管理してくれているライフデザインの斉藤さんです。

玄関石張りの下地@赤坂M邸リノベーション現場

こちらは玄関ホールの下地張りの様子です。右上にブルーシートで養生されている個所に、既存の白い大理石の三和土(タタキ)があり、新規の下地の個所に新しい玄関ホールの石が張られる予定です。

水周り下地

こちらは寝室の奥にある水回りの様子です。オープンだったトイレには壁と扉を付け、クローズに仕上げます。また、全く別の個所に置かれていた洗濯機もデッドスペースを活用して、こちらに持ってくることになっています。

浴室のミストサウナ@赤坂M邸現場

奥の寝室には、ミストサウナと追い炊きコントローラーも設置されました。浴室乾燥機用のサオも追加致しました。年末までに完成という短い工期ですが、お施主様のご協力で、非常に密度の濃い設計・監理ができています。

 

最終仕上げ確認@神戸M邸リノベーション工事

神戸M邸

神戸M邸リノベーション工事の仕上げチェックに行って参りました。来週お引渡しになる予定なのですが、お施主様のご都合で、施主検査と引き渡しが同日になってしまうので、事前にできる限りこちらでチェックをしておきたいと考えて、このようなスケジュールになっています。

ダイニングスペースの仕上げ確認

生まれかわったダイニングスペースです。窓際の枠と壁をチークで縁取ったことで、マンションらしい安っぽさ(?)を感じさせない空間にすることができました。まだ、吊り込まれていない建具が置かれているので、全容が判りませんが、きれいで快適な空間になっています。

キッチン仕上げ確認

ダイニングの奥から回り込んだ箇所にあるキッチンから洗面に繋がる空間です。最後に色決めをした、ポーターズペイントの緑色の壁も、手塗りの味がうまくでた味のある仕上げになりました。奥にピンクが見えているのは、子供部屋です。

洗面最終仕上げ確認

キッチンと洗面の継ぎ目部分のようです。同じ人工大理石が高さを変えながら繋がっています。段差の部分の上部にはガラスが差し込まれる予定ですが、そのガラスを挟んで木製の棚板が繋がっているのも、一つの見どころになる予定です。左上の収納には、鏡付きの扉がついて、メディスンキャビネットになります。

水栓金物の取付け状況確認

洗面台には洗面ボールとと大洋金物の水栓器具がきれいに取り付いています。

洗面廊下の最終確認

同じ洗面とキッチンが繋がった空間を子供部屋側から見返した様子です。洗面の背部の塗装壁には、洗濯機とリネン収納が組み込まれています。その奥に見える開口は、浴室とトイレへの入り口です。

トイレの最終仕上げ確認

コンパクトながらスタイリッシュなトイレになってきました。左側の壁には鏡が張られ、正面奥の収納と一体になったように見える予定です。

子供部屋の最終仕上げ確認

ピンクのテーマカラーで纏められた子供部屋です。可愛らしいフクロウ柄の壁紙と、LEDのピンポン玉型照明が上手くマッチしています。

ロフト

水周りのボックス上に作られたロフト空間に、スタッフの竹田さんが登ってチェックしている様子です。55センチの高さがあるのですが、大人では四つん這いになることができません。小さな手すりとカラフルな梯子が上手くマッチしてくれています。

建具金物取付け部分詳細

これから吊り込みを待っている建具です。左は玄関ホール、中央はトイレの建具です。それぞれに特注でお願いしている鋼製の金物が取り付くので、このようなちょっと変わったディテールになっています。
あとちょっとでの完成ですが、とても気持ちが良い空間になってきたことが強く実感できました。

解体時のチェック項目@西麻布T邸

西麻布T邸

解体が無事終わったとの報告を受けて、西麻布のT邸現場に伺って参りました。

解体状況確認@西麻布T邸

すっかり清掃された現場です。かつては個室があったところから、リビングまでが一直線で見えるので、マンション自体がワンサイズ大きくなったかのように錯覚におちいりました。

リビングダイニングキッチンの解体@西麻布T邸

解体前からチェックしたいと思っていた幾つかの項目を、今回一気に確認することができました。

排水管の取出し口の向き

1つ目がこちらの排水管の取出し向きでした。かつては写真の右側にキッチンがありましたが、リフォーム後は写真左側にキッチンが移るので、その排水管の取り回しができるかを確認することができました。結果的には、最小寸法でまわすことができることが判りました。

リビング正面壁の出っ張り寸法確認

2つ目が、こちらの個所でした。かつては結構壁が出っ張っていたのですが、裏面の給湯器の配管がどのように絡み合っているかで、もう少し壁の出っ張りを凹ませることができるのではと思っていた個所です。配管を整理することで、既存よりも15センチ程ひっこめることができそうです。

天井裏の同時給排気ダクトの経路

こちらはかつてのキッチンの天井裏を見上げた写真です。2本大きなダクトがレイアウトされていることが判ります。3つ目が、このレンジフードの同時給排気のルートでした。キッチン位置はずれますが、このルート取りであれば問題はなさそうです。同時給排気タイプではないものを使う予定なので、レンジフードの近くに給気口を設ける予定です。

天井裏の給水給湯管ルート

そして最後の4つ目がリビング・ダイニング部分の天井裏の確認でした。緑色の管が給水管、オレンジの管が給湯管ですが、この高さが思ったより低い位置で分岐していました。ここも梁ギリギリまで天井を上げたかったのですが、配管をどんなに整理して押し込んでも、30センチ程は梁型を出っ張らせて、そこから折り上げ天井が始まることになります。

解体現場@西麻布マンションリノベーション現場

きれいに現場を管理してくれているリフォームキューの坂本さん、説明と確認、どうもありがとうございました。