Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リフォーム工事の着工式@田園調布F邸

田園調布F邸

田園調布F邸の大規模リフォーム工事が始まるので、お施主様と奥様のお母様に立ち会って頂き、参創ハウテックと設計のイン・ハウス建築計画の中西さんと担当の河野君、そして私各務も参加してリフォーム着工式を執り行いました。

大工の親方を始め、設備工事、水道工事、電気工事、そして解体工事の各職方を現場監督の小園さんから紹介して頂きました。

リフォーム着工式 お祓い

その後、既存建物の四隅に塩とお米と日本酒を撒きます。神主さんを呼んでの正式なお祓いではなかったので、お施主様のFさまと大工の棟梁が撒いてくださいました。

リフォーム工事着工式 記念写真

皆で最後に安全を祈願して乾杯を致しました。リフォームで着工式を行うことは珍しいですが、どのような人たちが工事に関わってゆくのかをお互いに知ることで、とても気持ちの清々しい良い式でした。
参加してくださった、Fさまのご一家、各職人さんたち、どうもありがとうございました。

解体工事開始

お施主様が替えられた後は、早速設備を切り離して、解体の打ち合わせに入りました。今回は、内部はほぼスケルトンにしての工事なので、残す物はそれほどありませんでしたが、設計と現場監督で何を残すかを確認しながら、印をつけて回りました。

2階の出窓は全て保存することになっています。

当日のお施主様との相談で、急きょ残すことになったリビングのシャンデリアを電気屋さんに外して貰いました。

竣工写真(家具なし)撮影@高輪I邸

高輪I邸

昨日お引渡しを無事済ませた、高輪I邸に写真撮影で伺って参りました。幸い、心配していた雨も降らず、そこそこの天気の中、2時間ほど撮影させて頂きました。

高輪のマンションリフォーム

奥行きのあるダイニングからリビングを見るアングルです。正面の壁をアクセントカラーで塗ったことで、不思議な奥行き感がでました。

木製フレーム

今度はダイニングをリビング側から見返しています。窓際を纏めた木製フレームが、ばっちり活きています。長いカウンターの下部には、お施主様お手持ちの家具がスッポリ入る予定です。

高輪のマンションリノベーション

ダイニング空間は、やはり食卓やチェアが入らないと、どうにも間延びしてしまいますね。長いカウンターはキッチンの中へまで伸びています。左手奥は廊下と玄関ホールです。

リビングより一段上がった寝室です。リビングとの間仕切りの障子を開けています。正面のクローゼットは、プラスチック製の衣装ケースの寸法から逆算して作っています。その左手には、最新式の40インチ型のテレビです。シャープ社のアクオスF5はディスプレイ部とチューナー部をワイヤレスで結んでいるので、壁の裏手のクローゼットにチューナーを納め、本当にスッキリとTVモニターだけが壁に掛かっています。

リビングと寝室の障子と引き戸を開け閉めした様子です。右手のガラス扉は、廊下とダイニングを柔らかく仕切っています。半透明のタペストリーガラスなので、閉めた状態でも、廊下と玄関に明かりが届きます。左奥のアクセント壁の右上部にある四角い開口は、寝室背部にあるウォークインクローゼットへの明り取りの欄間窓です。

玄関のリノベーション

こちらが玄関からホール、廊下を見返した写真です。右手には手すり付きのベンチ、左手には腰高さの靴収納、廊下左手には大きな姿見のガラスがあります。タイル張りのタタキと室内床の38ミリの差は、斜めに加工した框で納めています。
新しくご購入なさったソファーとベッドが搬入される前後で撮影しているので、家具があったりなかったりと不自然ですが、きれいに撮れた写真をまずは公開致しました。また、後日家具が搬入されて落ち着かれた頃に、家具入りの写真を撮影させて頂く予定です。暫定的ではありますが、、高輪I邸のページをデザインリフォームホームページ内で公開しましたのでどうぞご覧ください。

お引渡し&取扱い説明

高輪I邸

今年の2月に初めてお目に掛かって、工事着工からでも約3か月を経て、ようやく高輪I邸のお引渡しを無事することができました。当日は、早めに現場に伺って、先日の設計・施主検査の内容がきちんと直されているかを全てチェックしてからのお引渡しとなりました。事務所から現場まで非常に近い(徒歩10分)こともあって、密度の高い設計のリフォームをお引渡しすることができました。

アラウーノ 取扱い説明

お引渡し後にガス・水道・電気の各設備の取り扱い説明をさせて頂きました。こちらは、プラスチック製の便器の取説の様子です。どこに洗剤を入れるかは興味深く拝見させてもらいました。

浴室のバス乾燥機の説明中です。

寝室の床にある、排水管の清掃口の場所と、点検の仕方も説明して貰いました。

本来は、お引渡し後は施工と設計側が帰るのですが、清掃や少しだけ残っていたダメ工事のチェックがあったので、鍵の返却を待って頂き、夕暮れの空間を体感させて頂きました。

最後まで頑張ってくれた工務店・青の片岡社長を挟んで、設計の渡辺佳代子と各務謙司の記念写真です。片岡さん、どうもありがとうございました。そして根気強く待って下さったIさまご夫妻、どうもありがとうございました。