Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

リフォームコンクール受賞報告@高輪I邸

高輪I邸

先日発表になった「住まいのリフォームコンクール」受賞のご報告で高輪I邸に設計担当者の渡辺と一緒に伺って参りました。

想像していた以上にIさまご夫妻が喜んでくださり、こちらもとても嬉しくなりました。寝室から水回りの動線に無駄がなく、温かく気持ちが良いことはとても気に入ってくださっているそうです。
昨年10月のお引渡しから、幾組ものお客様をご招待したそうですが、皆さまとても使い勝手が良さそうで、何より気持ち良いと褒めてくださることが嬉しいとのお話も伺いました。2月28日の授賞式にもご夫婦揃って出席して頂けることになりました。

内外装の色決め@田園調布F邸

田園調布F邸

田園調布F邸も連日の現場となりますが、本日はFさまご夫妻に立ち会って頂き、内装・外装の色決めを行いました。

ビニールクロスの色決め

床のフローリング材の色がまず決まっているので、それと比べながら各部屋のベースとなる塗装とクロスの色を決め、今度はそのベース色と比べながら寝室のアクセントクロスを決めていっている様子です。写真は男の子の部屋なので、ちょっと渋めのブルーとグリーンを見て貰っています。

階段室や吹き抜けに見えてくる古い構造材に付ける色を相談しています。古材は一度サンダーを掛けて、汚れを落としてから天然系染色剤のオスモかリボスで染めます。

こちらは外構アプローチ・階段部分のタイルです。サンプルを実際の場所に並べて、周りを見回しながら雰囲気を確かめて頂きました。その他、外壁塗装色なども一緒にご相談しながら選んでゆきました。

キッチンリフォームの打合せ@田園調布F邸

色決めが一通り終わったところで、キッチンのコンセント位置や細かい使い勝手を確認して頂きました。こうやって、きっちの場所に人が立つと、キッチンの様子がより具体的に想像できるようになりますね。

最後はおまけで、古い天井の梁をどのようにボードに呑み込ませるか、苦心してくれている大工さんの様子です。出来上がると、なにも特別に見えない納まりでも、作っている最中は大変なのです。

 

姿を現した長さ4mのキッチン前カウンター@田園調布F邸

田園調布F邸

田園調布の木造スケルトンリフォームの現場は、石膏ボードが張られ始めて、空間が徐々に姿を現しつつあります。

キッチン前カウンター

中でも一番迫力があるのが、キッチンとダイニングを区切る4m以上の長さで伸びるカウンターです。カウンター全体に白いタイルが張られる予定で、仕上がった時の清々しい様子が想像できるようになってきました。

二階の子供部屋もボードが張られ、古い梁が天井にどのように表れるかの姿も分かりやすくなってきました。二人のお嬢さんたちの部屋なので、将来二つに仕切ることが出来るように、扉も最初から二つ用意しています。

こちらは広々とした1階の洗面所です。床からは給水+給湯+排水管が立ち上がってきます。左側にリネン収納、右側にダブルシンクのカウンターが設置されます。左手の開口部からはパントリー(台所収納)を経て、キッチンまで一直線に繋がってゆきます。家事動線と風の抜けを考えた平面計画です。

共同設計者の中西ヒロツグさんと、家具図をもとに詳細の打ち合わせ中です。大きくは家具のプロポーションから、家具扉の取手や細かい使い勝手まで二人で検討しました。

打合せ机の横では、無垢チークの玄関框戸の塗膜削りが進んでいました。元の玄関の扉ですが、OPでべったりと塗り込められていたものを、平らな部分はサンダーで削り、細かい凹凸部は手でやすり掛けをして貰っています。新しく作れば恐らく4~50万円はするであろう扉が、捨てればただの可燃ゴミだったところなので、嬉しくなります。