Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

設計検査&施主検査

高輪I邸

高輪I邸の設計検査に伺って参りました。夏前に工事が始まったI邸もいよいよほぼ全ての工事が終わり、施工側の動作確認も終わったとのことで、細かい仕上がり具合の確認をしてきました。

設計検査

塗装の汚れや、建具の動き具合、仕上げ材の傷などを中心にチェックを行いました。付箋が張られた個所が、傷や汚れの個所で、一通り周ってチェックした後、それらの補修方法を工務店と打ち合わせます。

設計検査チェックシート

チェックした個所は、写真でも撮影しておきますが、図面にその場所と理由を書き込んだチェックシートを作っておきます。

施主検査

僕らの検査終了後にお施主様にも立ち会って頂き、施主検査を同じ日に行いました。本来は、設計検査でチェックした個所を直した後で、最後に施主検査を行うのが一般的ですが、今後の引き渡しやお施主様の引っ越しなどの都合との調整で、設計検査の直後に行うことになりました。

クリーニング作業と家具、建具の補修もあったので、完成記念にお施主様を中心に、当日の職人さんたち全員に集まって貰っての記念撮影を行いました。

工事契約&近隣挨拶

田園調布F邸

田園調布F邸の工事契約で、参創ハウテックの清水社長、小園さん、共同設計者の中西ヒロツグさんと一緒にF邸の現地に伺って参りました。

リフォーム工事契約締結

まずは、机やイスがないリビングで、皆車座になって無事契約を結ばせて頂きました。この後に行う近隣挨拶のやり方や、リフォーム工事着工式の打ち合わせを行いました。

近隣挨拶

契約後は、近隣挨拶でした。敷地が隣接している6軒、そして道を挟んではす向かいの3軒にご挨拶に伺って参りました。さすが田園調布、豪邸ばかりで、ベルを押してからまずお手伝いさんに挨拶を通し、その後5分ほどしてやっとお住まいの家主の方にご挨拶ができるといった具合でした。皆さま、お互い様だと快く了解してくださいました。

近隣挨拶後に、皆で記念写真です。左から中西さん、お施主様のFさまとS君と奥さま、各務と参創の小園さんです。いよいよ来週から解体工事開始となります。皆さま、どうぞ宜しくお願いいたします。

木造軸組模型

法政大学 構法スタジオ

今週の法政大学デザイン工学部建築学科の授業では、学生に自分たちが考えた建物の軸組模型を作って貰いました。

木造軸組模型とは、外壁や内部の仕上を始める前の木造の構造材だけで作った模型です。屋根の形にバリエーションがあり、更に構造も登り梁や束立ての伝統工法まであり、学生が色々な構造・作り方にチャレンジしてくれて、とても活気がある授業になっています。

軸組模型の発表と批評を終えた後には、4号建築物の4分割法の壁量計算に実際にチャレンジして貰いました。皆、電卓片手に、奮闘中の様子です。

木造軸組み模型

上は、一味変わったプランと屋根構造にチャレンジしてくれているS君の模型、下はオーソドックスな和小屋をきちんと作り込んでくれたSさんの模型です。