Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

法政大学 構法スタジオ第4回目授業

法政大学 構法スタジオ

秋から始まった法政大学デザイン工学部建築学科の構法スタジオ(建築施工監理実習)で、本日が第4回目の授業でした。森の中に建築スタジオを設計する課題ですが、ここまでは、第1回目で自己紹介からグループ分けと授業方針の話し合い、第2回目で屋根形状研究、第3回目で屋根の実例調査、そして第4回目の今日は、いよいよ平面図へと突入しました。

写真は、各学生が宿題で考えてきてくれた、プランを一枚のシートに纏めたものです。まだ、屋根の形状との整合性や、構造まで考えられていないので、各自がプランを発表後、講師としてアドバイスをいたしました。

その後は、少人数での授業なので、教室の真ん中に大きなテーブルを作り、屋根の構造を考えて貰いました。来週は、宿題の構造軸組模型を使っての屋根+構造の研究になる予定です。

インテリア誌「BonChic(ボンシック)」に麻布MT邸掲載

麻布MT邸

今年の6月に取材撮影させて頂いた「BonChic(ボンシック)」という雑誌の最新号に南麻布MT邸が掲載されています。

BonChic Vol.5

この雑誌は、プラスワンリビングという住宅インテリア雑誌の別冊で、年に2回発行の素敵なインテリア雑誌で、今回は「ラグジュアリーリフォームでかねる理想の暮らし」という特集で取り上げて貰っています。

MT邸は、「時を経て増す本物の素材感がゆったりと空間を包んで」、「アンティークとモダン、東洋と西洋が融合した空間」として紹介されています。

奥さまの「入居して4年、家族で過ごしやすいLDKがとても気に入っています。木や漆喰などの素材は、時がたつほどテクスチャーの良さを感じます」というコメントは、本当に嬉しくなりました。取材時の様子はこちらです。
他にも、アンティークやクラシカルな家具に、カラフルな塗装壁や美しい壁紙の瀟洒な住宅が沢山掲載されいています。MT邸も勿論美しいですが、他にもこんな雰囲気のある住宅が日本にあるとは全く知りませんでした。

特集の最後には、「ラグジュアリーリフォームをかねるパートナーガイド」という箇所にも、カガミ建築計画を紹介して頂きました。取材でお世話になった、MT邸のお施主様、そして主婦の友社の野崎さま、どうもありがとうございました!

造作家具の取付け-2

高輪I邸

昨日から始まった高輪I邸での家具取付けも、二日目の今日の夕方でほぼメドがついてきたようです。ダイニングからキッチンへと続く5メートルのカウンターも無事据え付けられました。

リビング造作カウンター家具

このカウンターは、天板と中央を支えるオープン棚だけで、左右の隙間には、お施主様お手持ちの家具がスッポリ納まるように作られています。因みに、カウンターを設置した壁の上部にはピクチャーレールがついています。

玄関造作ベンチと手すり棒

手すり棒の絡みが面倒な玄関周りのベンチも据え付けられました。長さが1.2メートルもあるので、座って靴の脱ぎ履きだけでなく、買い物やカバンをちょっと置いておくのにも便利になりそうです。左右共に手すり棒を付けています。正面の一段高くなった部分は洗面へと続く廊下です。ベンチの後ろの戸袋に引き戸があるので、普段は閉じられていて、プライベート空間は見えなくなります。

造作靴箱

玄関反対側の靴箱です。こちらは上部を空けて、花瓶や絵画を飾れる空間を確保しました。天井が一段落ちた廊下の先には、上部に分電盤(電気ブレーカー)を納めた収納になります。正面左が来客用のトイレです。

便器据え付け

トイレでは、取付け用のガイドを元に、便器の据え付けが始まっていました。今回初めて、パナソニック社のプラスチック製便器アラウーノを採用しています。トイレ内の手洗いの排水もこの便器に合流するので、普通とは違う排水システムになっています。思い返せば、震災のあと、しばらく工場生産が止まってしまったようで、間に合うか心配だった製品です。

照明器具の機器取付けも同時に行われ、住宅の全容がほぼ見えてきました。