Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

お引き渡し前現場打ち合わせ@六本木M邸

六本木M邸

竣工検査が終わったばかりで、まだお引き渡しが完了していない新築マンションの六本木M邸ですが、販売会社にお願いして現地にリフォーム後の仕上げ材サンプルを持参しての打ち合わせを行いました。

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Mさまご夫妻と今度小学生になるK君、全体の取り纏めと工事をしてくれるライフデザイン社の山碕さんと各部屋を移動しながら、それぞれの空間をイメージしながらの打ち合わせになりました。

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リビング・ダイニングの打ち合わせをした後、床に散乱した図面とサンプル類を撮影したものです。実際には中身の濃い打ち合わせだったのですが、こうやって見るといい加減な打ち合わせのイメージになってしまいますね…。

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こちらは主寝室のために集めたカーテンサンプルです。

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ご主人のMさま以上に身を乗り出して、熱心に選んでくれているのがK君です。奥で立ち会ってくれているのが、子ども部屋の家具をお願いしているヴィベルの中島さんです。

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当日不動産会社から受け取った、竣工検査でのチェック項目の補修確認シートです。この打ち合わせの2週間前に検査にも同行したので、こちらも当日チェックして回りました。

大判タイル張りの床施工@西麻布T邸リフォーム

西麻布T邸

大判タイル張りの床の工事が西麻布T邸で行われています。400角の少しベージュが掛かった白いタイルです。

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床タイルのリビングは、僕らのデザインでは珍しい仕上げですね。タイル割がきれいに行くように、どこに真物(マモノ=切欠きのない真四角なタイル)がきて、どこで寸法調整するかを、現場で事前に打合せをしています。

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タイルの手前の出っ張りは、キッチンが設置される予定の個所で、配管類が立ち上がっています。

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リフォーム前の床仕上げはカーペットでしたので、タイルを張った際に下の階へ生活音が伝わらないように遮音マット22ミリを敷き込み、その上にベニヤ板12ミリ、冬の寒さ対策で温水式床暖房12ミリ、タイル張り用の下地として9ミリのベニヤ、そしてタイル(タイル厚さと接着剤分で)10ミリで合計コンクリートの下地からは65ミリ上がっています。廊下側からその段差を見たところです。ここは廊下に緩やかなスロープを作って、違和感がないように解消する予定です。

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タイル張り作業の横では、既に下がり天井に天井カセット式エアコンが設置されていました。大判タイルと白い壁、白いキッチンが清潔感を醸し出す、クリーン&ブライトな空間になってゆくのが楽しみです。

ポーターズペイントの色決め打合せ@世田谷N邸

世田谷区N邸

工事も中盤に差し掛かった世田谷N邸で、楽しい色決めの打ち合わせをしてきました。今回はポーターズペイントの日本総代理店でもあるNengo(ネンゴ)さ んの施工リノベーションなので、ほぼすべての壁と天井を、ポーターズペイントのお施主さまDIY塗装仕上げで考えています。

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豊富で魅力的な色見本の中から どの色をどの部屋に塗るのかを、お施主さまと施工会社と僕ら設計で、じっくり選んで参りました。併せて、トイレや脱衣室の造作収納の面材とカウンター材の色も決めました。

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色決めの後は、断熱材が外壁側に吹かれ、塗装下地を作ってい る最中の現場を拝見してきました。 この部屋は主寝室ですが、外壁側に面した二面の壁びっしりに吹き付けの断熱材が吹かれて、木製の下地材も付けられています。実はNengoは耐火断熱事業部というセクションんも持っている、断熱の専門会社でもあるので、施工を安心して任せることができます。

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こちらはキッチン部分です。左側は既存ボード下地、正面は新規断熱材吹き付けの上木製下地、右側はコンクリート躯体壁で一部ボード下地と、色々と面倒に入り混じった下地を、これから塗装可能なボード下地に作り変えていってもらいます。

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リビングでは、既存のビニールクロスを剥がしていますが、これまでの幾度かのリフォームで重ね張りされたクロスが上手く剥がれず、職人さんたちも相当苦労しているようでした。

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事前に工事されていた水廻りの床下の配管も確認することができました。

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以前は何の変哲もない、廊下だった部分です。この部分が、今回のリノベーションで、最も変わる場所なので、工事中の状態の写真もアップしておきます。ここがどのように変わるのかを、どうぞ楽しみにしていてください。