Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

学生向けリノベーションセミナー@東洋大学工学部建築学科

学校・セミナー

東洋大学工学部建築学科の3年生向けの選択授業「住宅生産」の一環で、秋山哲一教授と非常勤講師の宇治さんの特別なお計らいで「リノベーションと職能について」というタイトルのお話をしてまいりました。

東洋大学工学部建築学科でのリノベーション授業

東洋大学工学部建築学科でのリノベーション授業

いつものプロ向けクライアント向けのセミナーと違い、21歳の学生さん向けのお話しでしたので、

  • 自分が23歳の時にチャレンジした初めのリノベーションの仕事の楽しさと失敗談
  • 新築住宅とリノベーションの比較の話し
  • 日米のリノベーションの違い
  • これからの可能性があるリフォーム・リノベーション産業は、大きな就職分野であること

などを説明しました。

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何故か建築家・設計者の間では、新築より低く見られてしまっているリフォーム・リノベーションの魅力については、十分に説明できたと思っているのですが、如何だったのでしょうか…。学生から集める予定のアンケートの集計が楽しみです。

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就職の可能性があるリフォーム・リノベーションの会社の種類についても、簡単に説明してみました。

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普段はマンションリノベーショの事ばかりを説明してきましたが、昨年完成した田園調布F邸を戸建住宅リフォームの事例として紹介してみました。

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東洋大学の川越キャンパスは7年ほど前まで教えていたので、とても久しぶりで懐かしさがこみ上げてきました。そして、若い学生さんたちと接したことで、良い刺激を受けることができました。良い機会を作ってくださった秋山先生、宇治さん、そして秋山研究室の学生さんたち、どうもありがとうございました!

施主検査&お引渡し@神戸M邸リノベーション

神戸M邸

東京にお住いのお施主様が、別荘的に使うマンションのリノベーションをお手伝いした神戸M邸プロジェクトは、遠隔地とのことで、施主検査とお引渡しと取説を同日に行うという変則的なスケジュールとなりました。

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僕ら設計チームが前日に現地に入り、一通り設計検査をした後でMさまご夫妻に来て頂き、僕らの検査内容をご説明しながら、改めて検査するスタイルとなりました。

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こちらは窓側から少し引込んだ位置に設計したリビングコーナーです。左側の白い箱にはトイレと浴室が組み込まれており、左端のカラフルな梯子で上部のミニロフトに上がることができるようになっています。

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そのリビングで、施工をお願いした越智工務店の山野社長と担当の金平さん、見積りをしてくれた中村さんがお引渡し書類をMさまご夫妻に説明している様子です。

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先ほどの白い箱の後ろ側に周ったシーンです。壁際にキッチンと洗面が一列で並んだ迫力のあるカウンターが続いています。

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パネル式の冷蔵庫をご購入頂き、壁と同じポーターズ・ペイントの色で塗装してもらうことで、普段は目に付きやすい白物家電を、背景に溶け込ませるようにしています。

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玄関入ってすぐに見えてくる玄関ホールと廊下を仕切る建具は、白金台S邸でも使ったデザインを応用した引き戸としています。

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玄関の三和土(タタキ)には、ちょっとクラッシックな雰囲気のある石材・アンティカトラベルティーノをサイズを変えながら張って貰いました。室内に張った幅広のフローリングと、ちょうどフラットにきれいに仕上がっていました。

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白い箱の内部に収納されているトイレコーナーです。鏡を独特に使うことで、不思議な奥行き感を演出することができました。

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トイレの反対側には、このようなシックなデザインの浴室があります。スペースを無駄使いしないように、収納背部に生まれた空間分をニッチとして取り込んだ箇所には、アクセントとなるように濃い大理石と鏡を張っています。

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お嬢様のKちゃんが大好きなピンクでコーディネートした子供部屋で大喜びで遊んでくれました。なかなか伺えない場所だったことと、土日を使っての出張でしたので、2歳になるうちの娘も連れて伺ったところ、3歳のKちゃんと二人で大喜びで遊び、すっかり仲良しになっていました。因みにこちらの可愛らしい家具とインテリアは子供部屋インテリア家具専門店のヴィベルにお願いして作って貰いました。

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子供部屋の玄関側にある引き戸には、このようなスライム型(?)をした不思議なのぞき窓を付けています。子供が覗ける高さと、大人が覗ける高さ、そして中間と3つの不思議窓を作りました。

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リビングに面したカラフルハシゴにも興味を持ってくれたKちゃん、こちらにも大胆にチャレンジしてくれています。登ることはできても、まだ下りることは危ないので、ママさんに見て貰っています。

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写真で説明していても、なかなか全容が見えない神戸M邸ですが、こちらは主寝室から白い箱のカラフルハシゴを見返した様子です。

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最後の写真は、このプロジェクトに関連した、お施主様ご家族、不動産屋さんとしてお手伝いしてくれた北野坂商会の玉邑さん、施工の越智工務店の面々と僕ら設計の竹田さんと各務で全員揃っての記念写真です。
改めて素晴らしいプロジェクトのお手伝いをさせて頂く機会を作ってくださったMさまご夫妻、そして遠隔地でなかなか現場に伺えない中で最高の施工パーフォーマンスをしてくださった越智工務店の皆様、そして近隣問題やマンション管理組合への対応に尽力してくださった玉邑さん、どうもありがとうございます!

赤坂M邸リフォーム現場施主打合せ

赤坂M邸

工事進行中の築浅マンションリフォームプロジェクト、赤坂M邸の現場にて、お施主様と確認事項をチェックするための打ち合わせを行いました。

赤坂M邸マンションリフォーム現場打合せ

快晴に恵まれた現場に、お施主様ご夫妻に来ていただき、工事の進捗状況を確認して頂きながら、細かい寸法や仕上げの確認をお願いいたしました。石張り予定のリビングの壁には、構造用合板が張られています。

現地確認@赤坂M邸

天井が高いこちらのマンションでは、慎重186センチの私、各務でも天井に手が届きません。お施主様ご夫妻に天井裏の配管を説明している様子です。左側に立っているのが、現場常駐で管理してくれているライフデザインの斉藤さんです。

玄関石張りの下地@赤坂M邸リノベーション現場

こちらは玄関ホールの下地張りの様子です。右上にブルーシートで養生されている個所に、既存の白い大理石の三和土(タタキ)があり、新規の下地の個所に新しい玄関ホールの石が張られる予定です。

水周り下地

こちらは寝室の奥にある水回りの様子です。オープンだったトイレには壁と扉を付け、クローズに仕上げます。また、全く別の個所に置かれていた洗濯機もデッドスペースを活用して、こちらに持ってくることになっています。

浴室のミストサウナ@赤坂M邸現場

奥の寝室には、ミストサウナと追い炊きコントローラーも設置されました。浴室乾燥機用のサオも追加致しました。年末までに完成という短い工期ですが、お施主様のご協力で、非常に密度の濃い設計・監理ができています。