Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

建築知識 各務謙司特集号?

六本木T邸

現在発売中の建築知識(エクスナレッジ社)で、6ページに渡り、僕らの仕事が紹介されています。それも全てカラーです!

130702kenchikuchishiki_taiup-1

最初の4ページは、水廻りについてのインタビュー記事で、高品質の水廻り製品をどのように組み合わせるかについてのノウハウをしゃべらせて貰いました。こんなに大きく顔写真が掲載されたのは初めての経験で、結構恥ずかしいものですね…。

130702kenchikuchishiki_taiup-3

3~4ページ目にも、事例写真や図面と一緒に、インタービュー時の顔写真が載っています。事例としては、白金台S邸六本木T邸を挙げさせてもらっています。

130702kenchikuchishiki_taiup-4

顔写真部分のサービスアップです…

130702kenchikuchishiki_taiup-5

最後の2ページ分は「デュポン・コーリアン」のタイアップ記事です。神戸M邸で全長8mのキッチンと洗面カウンターを繋げて作ったことが目に留まったようで、タイアップ記事に取り上げて貰いました。取材時の様子もブログでご紹介しております。

130702kenchikuchishiki_taiup-6

「建築知識」建築家や工務店といった専門家向けの専門誌ですが、リフォームで頑張ってきたことが、このような形で纏まって紹介されたことは、とても嬉しいことでした!エクスナレッジ社の編集・西山さん、広告・高濱さん、デュポン社の営業マーケティングの品川さま、営業開発の菅原さま、どうもありがとうございました!

照明機器セッティング@代官山T邸

代官山T邸

造作家具も徐々に入ってきた代官山T邸の現場は、照明器具セッティング中でした。

130701daikanyamaT_shoumei-3

リビングダイニングは、ルートロンの調光システムを使うので、電気屋さんの細かい調整が必要になります。5系統の照明を、電気屋さんが調整している様子です。

130701daikanyamaT_shoumei-2

ダイニングの直上にはグレアレスのダウンライトが8灯設置されます。ちなみに、このダウンライトはハロゲンでLEDではありませんが、将来的にはLEDに球を変えることができるタイプの照明器具です。

130701daikanyamaT_shoumei-4

玄関ホールから続く片側が収納、片側がギャラリーになる廊下にはウォールウオッシャータイプとピンホールタイプが交互に並んでいます。

130701daikanyamaT_shoumei-7

予備の寝室の折り上げ天井には、ルミナベッラ社のベルーガという照明が付きました。

130701daikanyamaT_shoumei-8

リビングのコーナーに設けたワンちゃんの為のスペースには、DNライティング社のシームレスタイプのLED照明が付きました。

130701daikanyamaT_shoumei-5

主寝室では、照明ではありませんが、電気関係のスイッチ類の再レイアウトが進んでいました。

130701daikanyamaT_shoumei-9

先の写真を撮影した直後には、主寝室のカーペットの下地となる、フェルトが張られ始めました。奥には、書斎用の壁から片持ち(キャンティレバー)の机もセットされています。

130701daikanyamaT_shoumei-11

納戸の床には長尺塩ビシートが張られていました。

130701daikanyamaT_shoumei-10

そうこうしているうちに、主寝室の床カーペット貼りも終了していました。カーペットは、堀田カーペットのmossというタイプを採用しています。

130701daikanyamaT_shoumei-12

かたや浴室では、天井パネルが張り直されていました。こちらも照明を変更したのと、レインシャワーを設置するので、パネルを交換することになっていました。

130701daikanyamaT_shoumei-13

電気工事に関連して、リビングの石張り壁にはB&OのCDプレイヤーのバックパネルがセットされました。完成がまじかに迫った代官山の現場では、とにかく多様な工事が同時進行中で、2~3時間現場にいる間に、どんどん様相が変わってゆくので、全く気を抜くことができませんでした。

 

解体検査はスカイプで!

中央区Y邸

リフォームアドバイザーとしてお手伝いしている中央区Y邸の解体工事検査に伺って参りました。現在東南アジアに赴任中のYさまは、スカイプでの参加になりました!

130701tukishimaYtei_kaitai-3

設計施工で請負工事をしてくれているライフデザイン社の山碕さんが持っているのがアイパッドで、スカイプで交信中の様子です。

130701tukishimaYtei_kaitai-4

すっかりきれいに壁と床を剥がされた現場で、細かい設備の取り合いをスカイプのカメラで写しながら打合せしました。残念ながら、現場の光量が少ないので、細かいディテールの様子までは届けることができませんでしたが、とても有意義な検査になりました。

130701tukishimaYtei_kaitai-5

水廻りエリアの解体状況です。浴室だった部分はスラブが下がっていることは、竣工時の図面通りで、鋳鉄管の竪配管も予想以上にきちんと施工されていました。

130701tukishimaYtei_kaitai-7

こちらは鋳鉄管の接続部分の詳細です。鋳鉄管に直接VP管(硬質ポリ塩化ビニル管)を繋ぐことはできないので、写真のストラブ・グリップ・Gタイプという製品を使うそうです。特徴としては、①オールステンレス製で腐食に強く、②軽量・コンパクト、③優れた耐震性能、④二次加工不要の施工しやすさ、等が挙げられるそうです。

130701tukishimaYtei_kaitai-8

かつての居室は、シンダーコンクリート(嵩上げ用軽量コンクリート)で嵩上げされた中に、給水・給湯・ガス管が埋設されていることが判っていましたが、きれいにシンダーコンクリートを斫る(ハツる)ことができて、全ての配管を専有部分内で更新することもできることが判りました。

130701tukishimaYtei_kaitai-6

今回の計画では、かつてリビングだったところに主寝室を持ってゆき、寝室が3つ並んでいた個所にリビングダイニングキッチンを移設するという、大シャッフル計画なので、給水・給湯・ガス管も全て移設する必要があります。かつての寝室部分にそれぞれの管を持ってゆくために、コンクリート躯体壁に穴をあける(専門用語ではコア抜き)作業が必要で、その為の事前準備で、レントゲン写真で鉄筋の位置を探り出した状況です。予想以上に鉄筋が密に入っており、施工は大変ですが、建物の頑丈さは確認できたので、お施主さまのYさまも喜んでいらっしゃいました。レントゲンについては、以前別のプロジェクトでレントゲン検査に立ち会った際の様子をご覧ください。

130701tukishimaYtei_kaitai-9

左からライフデザイン社の設計の鶴崎さん、現場の長尾さん、営業の山碕さん、カガミ建築計画の竹田さんが、設備の取り合いを打合せしている様子です。排水管の接続や、ダクトのルート等、設備的な問題をほぼ全てクリアすることができました。

130701tukishimaYtei_kaitai-1

時間的には前後してしまいますが、先月中ほどに工事契約をした際に最後の仕上げチェックをした際の様子です。

130701tukishimaYtei_kaitai-2

しばらく海外に赴任している間にリフォーム工事を進めることになるので、お施主さまのYさま、設計施工のライフデザイン、そしてデザインアドバイザーの僕らのチームワークが一番重要な工事になりそうです。