Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

ハイブランド家具屋巡り-3@代々木上原I邸

代々木上原I邸

代々木上原I邸のお客さまとのハイブランド家具のショールーム行脚が続きます。ここまでは、僕が良く採用させて頂いてきたイタリアの高級家具が中心でしたが、これまでの傾向から、もう少し違った雰囲気の家具もお好きなのではと感じて、すこし趣向を変えております。

最初に伺ったのは銀座のアルマーニ・カーザです。こちらもイタリアの家具ですが、家具主体の家具屋がデザインしたものではなく、ご存じイタリアンアパレル界の重鎮、ジョルジオ・アルマーニ氏が自分用にデザインした家具を販売するスタイルとなっています。

Iさまはアルマーニの洋服も数多く持っていらっしゃるとのこと、ショールームに入った最初からこの世界観がとても好きだと言ってくださいました。

特に、このファブリックのライブラリーは、どの生地にもインスピレーションを感じるととても喜んでくださいました。

一つ一つのファブリックを手に取りながら、どこにどのようなものを使えるか、ここにいるだけで一日中想像していることができると仰ってくださいました。

こちらの椅子やその他の家具についても、どれも素敵なので、幾つかをこの場で購入して、その使い道は後で考えて欲しいとまで言って頂きましたが、まだ家具ショールーム巡りの最初の段階なので、もう少し待って欲しいとこちらからストップを掛けさせて頂きました。

次に伺ったのは、イギリス系のハイブランド家具を集めているオーセンテリア(旧サロン ドゥ ファヴォリ)の青山ショールームです。

こちらには、大理石製のマントルピースのチェズニーや、

スタイリッシュなイタリア製ハイブランド家具のトム・フォークナなどを扱っています。この幾何学的で不思議な脚のテーブルは、多様な金属塗装で仕上げを変えることができるそうです。

このような脚の仕上げのパレット、3つを見せて頂きました。

テーブルの天板も多様な大理石が可能とのことで、まずはショールームに在庫してある天然大理石を見せて頂きました。

こちらは青山のマンションの一室にあるショールームなのですが、レーリング装飾と塗装でとてもシックに纏められており、ショールーム空間の雰囲気もとても好きだとIさまが気にいってくださったようです(この写真はまだファボリの頃の物です…)。

この日の最後は、イタリアの高級家具ではありますが、これまであまり採用の事例がなかったポルトローナフラウでした。

Iさまが大好きな素材でもあるレザーが得意なハイブランド家具で、ショールームに置かれている家具のほとんどにレザーが使われています。

ポルトローナフラウショールーム見学

このアーチボルトという椅子は大振りなイメージなのですが、座ってみると包まれるような座り心地なので、Iさまにも座って体感して頂きました。
ここまでそれなりの数の家具ショールーム巡りをしてきて、なんとなくIさまのテイストが分かってきた気がして参りました。ここまでのお付き合い、どうもありがとうございます。

ペンダント照明&壁掛けテレビの高さ確認@品川N邸

品川N邸

ここまでお客さまをお待たせしてしまいましたが、ようやく品川の高層マンションペントハウスのリフォームプロジェクト品川N邸のお引渡となりました。

まずはお客さまがいらっしゃる1時間ほど前に現場に入って、以前の打ち合わせで決めていた高さに3灯のペンダント照明を電気屋さんに吊るして貰う作業に立ち会いました。

吊るす作業自体は、それほど難易度の高いものではないのですが、フレームにガラスのピースを指紋が付かないように引っ掛けて行き、かつそれらが平行になるようにバランスを取るのが難しいようです。

岸本さんがルミナベッラのショールームで撮影した現物写真を電気屋さんに見せながらの作業となりました。採用したペンダント照明はイタリアの巨匠建築家、アンジェロ・マンジャロッティ氏がビストジ社の為にデザインした世界的ベストセラー照明のジョガリシリーズの照明です。

ジョガリのペンダント照明が3灯並んで吊られた様子です。まだダイニングテーブルが届いていないので、高さの感覚が分かりにくいですね…。

照明の吊り込みが一通り終わった所で、お客さまのNさまご夫妻が現場に入って下さり、支給品のテレビと壁掛け金物の設置が始まりました。

品川N邸_壁掛けテレビの配線

まずは、先行して電気屋さんが下の造作AVボードと壁掛け金物の裏に来るボックスに配線を通してくれています。

品川N邸_壁掛けテレビの配線取付け

現場にいる男手で、テレビを持ち上げて、左手のソファーの位置に座ったポーズのご主人さまに高さを確認して頂きました。

品川N邸_壁掛けテレビの配線

決まった位置にまずは金物固定用の穴をドリルであけてゆきます。壁の石材の後ろにはビス固定用の下地として12ミリ厚のベニヤ板下地が入れてあります。

品川N邸_壁掛けテレビの金物取付

壁掛け金物をビス固定してゆきます。きちんと平行が取れるようにレベル(水平器)を使った丁寧な作業です。

金物が取り付け終わった所で、一旦清掃してホコリを除去します。その間に右奥に見えるキッチンでは、オーダーキッチンのモービリティーポの徳永さんの取り扱い説明が始まりました。

金物にテレビを引っ掛けたところを、ご主人さまに先ほど決めて頂いた高さになっているかを確認して頂きました。

検査事項確認_品川N邸お引渡し

この作業に前後しながら、先日の施主検査で上がっていた補修、未修工事個所を設計施工でお願いしたスタイル・イズ・スティル・リビング(SISL)の齋藤社長と現場監督の中川さんとNさまご夫妻が確認して回ってくださいました。

各収納の中の棚の位置や、追加オーダーを頂いていた棚板の数も確認して頂きました。

品川N邸_オーダーキッチンの取り扱い説明

まだ、キッチンの取り扱い説明に戻ります。

水栓やガスコンロの使い方や換気扇の分解の仕方から始まり…、

品川N邸_オーダーキッチンの取り扱い説明

カウンター材や扉のクリーニング方法、更にはご主人に実践して貰っているような引き出しの取り外し方までレクチャーして貰いました。因みにモービリティーポが使っている引き出しレールシステムは、オーストリアの最高級金物メーカーのブルムモーションの製品で、取り外しがとても簡易ながら頑丈で長持ちする優れモノです。

キッチンの取り扱い説明の最後に、アタッチメント部品の説明と、徳永さんからNさま夫妻への竣工お祝いのプレゼントもありました。

品川N邸お引渡し_記念撮影

ペンダント照明吊り込みから、壁掛けテレビの位置決定、各所補修箇所の確認から、キッチンの取り扱い説明と、長いお引渡し作業が終わって、関係者揃っての記念撮影です。左からキッチンの徳永さん、SISLの齋藤社長と現場監督の中川さん、お客さまのNさま夫妻、弊社設計担当の岸本さんと僕、各務です。
長らくお待たせいたしましたが、ご自宅リフォームの竣工お引渡し、どうもおめでとうございます!

ハイブランド家具屋巡り-2@代々木上原I邸

代々木上原I邸

代々木上原I邸のお客さまとの、ハイブランド家具屋巡りの第2弾です。第1弾は以前のブログ記事でご紹介しております。(弊社ブログはある程度の時差を持って書いております。この記事で書いているショールーム回りの時点ではまだコロナウイルスは問題になっておりませんでした)

僕らも良くご提案をしているイタリアハイブランド家具のモルテーニのショールームに伺いました。

全体として、大ぶりで四角っぽい家具が多く、今回検討しているIさまの家具レイアウトでは使いにくいものが多いのですが、僕らが最も良く使わせて貰っている、こちらのダイニングチェアのアウトラインは、そのスタイリッシュな見かけと実際の座りやすさを気にいって頂けたようでした。

靴のコレクションも数多く持っていらっしゃるIさまは、モルテーニのこちらの靴収納にもご興味を持って頂けたようです。

次に伺ったのは、ソファで良くお世話になっているミノッティの青山ショールームです。

B&Bでも気にいってくださった、円弧を描くようなソファーを見て頂きたかったのですが、ちょうど展示されている現物がありませんでした…。
ミノッティはソファのデザイン・シリーズが豊富にあることが特徴なのですが、青山エリアに3つショールームがあっても、それらすべてを展示することができないのが、悩みだそうです。

代々木上原I邸には屋上テラスがあるので、ミノッティの屋外家具も見て頂きましたが、残念ながらテイストが合わなさそうでした。

こちらはやはりお近くのフレックスフォルムのショールームです。こちらでは、コンパクトなラウンジチェアを見て頂きました。男っぽいデザインが多い、ミノッティやモルテーニ、B&Bイタリアなどを比べると、フェミニン(女性的)なデザインも感じられるので、気にって頂けるのではと思っておりましたが、それほどではなかったようです…。

この日最後に訪問したのは、インテリアズのショールームでした。ボッフィのキッチンやデ・パドバやポロなどのイタリアのキッチンや家具のセレクトショップのような店舗です。

こちらのポロ社のウォークインクローゼットのシステムはシンプルで良さそうだとのご感想でした。
丸二日間、ハイブランドの家具ショールームをご一緒に回る中で、お客さまとのインテリアに関連する会話を重ねる中で、少しずつお互いの考え方が分かってきた気がしております。次回は、イタリアに限らず、日本やイタリア以外の家具のショールームもご一緒したいと考えております。