Blog建築家が考える
プレミアムリフォーム・リノベーション

Architects think of Premium Reform & Renovation

高級マンションリフォーム・リノベーションの設計とデザインについて。
そのプロセスとノウハウを余すところなく公開しています。

仕上げ工事進行中@ヴィンテージリノベーション白金台Y邸

白金台Y邸

竣工に向けて色々な仕上げ工事が進行中のヴィンテージマンション・リノベーションプロジェクトの白金台Y邸ですが、リビングのアクセント壁が張られ、ダイニングの下がり天井には間接照明が点灯されました。

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間接照明は、アゴ(張り出して照明機器を乗せている支え部分)の中のLED照明の位置を調整して、光の具合を確認させて貰いました。

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プライベート部分へと続く長い廊下の突き当たり壁にはフローリング材が張られ、そこを照らす照明器具が取り付けられました。

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キッチンの取り付けもハイスピードで進められています。

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フローリングを張らない部屋の床は、遮音マット分だけ嵩上げが必要なので、各寝室にはセルフレベラー(床の段差や不陸を調整する際に使われる建材。液体状のモルタルのようなもので、流し込むだけで平滑な床ができあがります)が施工されていました。この上にベニヤ板を一枚敷いてからカーペット仕上げとなります。

在来工法浴室の既存枠をステンレス枠にリフォーム@白金台Y邸

白金台Y邸

ヴィンテージマンションリノベーション・白金台Y邸では、既存浴室は防水はやり直さず、基本的な内装をお化粧直し手的に手直しすることとなっています。

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洗面脱衣質側かた見たビフォー&アフターの写真です。照明を全面的にやり直しているのと、浴室壁の張り直しも効いていますが、一番効果が出ているのは扉とその枠廻りの交換ではないでしょうか?

浴室建具枠チェックA,B案_140924-1-1

こちらが当初こちらで書き起こしたステンレス枠のスケッチです。黒い既成のアルミ枠の上に、新しく赤線で描いたSUS鏡面磨きの枠を取り付ける想定です。

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その後ステンレス屋さんと何度かやり取りをして採取的に決まった形で作ってもらったのが、このような枠材です。

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一つ一つの材料を、端部を既存枠に引っ掛けながら、パチリと嵌めてゆきます。一度仮付けしてから全て取り外して、微調整しながら丁寧に嵌めてゆきます。

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白く見えるのがステンレス枠ですが、キズや手垢が付かないように白いビニールで養生されています。3時間ほど掛かって、四周の枠が全てはまり、テンパーガラスの扉も仮付けされた状態まで来ました。

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最終的にステンレス枠をビス留めして、合体した部分をシールで埋める前に、下枠にガタツキがあったので、一度取り外して微調整していました。

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ステンレス枠が取りついた翌日には、大理石の柄付きアルミパネルのアルポリックを内部に張り付けてゆく作業でした。

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まだバスルーム内部の天井は張られていませんが、新しいステンレス枠とアルポリックの壁の取り合いです。

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その後、手前の洗面脱衣の洗面ボウルと浴槽の塗装・磨き直し工事が入りました。浴槽の塗装は時間が合わず撮影できませんでしたが、洗面ボウルの塗装状況です。まずは金物類を全て撤去して、廻りを養生してから白い塗料を全面に塗り回します。

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このような磨き機と紙やすりを使って、順番に磨いてゆきます。

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二つの洗面ボウルで3~4時間ほどで、ここまできれいに再塗装されました。浴槽となると、サイズも大きいので、丸一日は掛かってしまうそうです。

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こちらが、後日浴槽の再塗装、水栓金物も交換された浴室の様子です。

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リフォーム前の様子と比べると、随分きれいになったことが判るのではないでしょうか?

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こちらは浴槽から脱衣とのガラス扉側を見返した写真です。天井も張られ、新しい電気式浴室乾燥機が入り、浴室用ダウンライトも入って、見た目だけでなく機能的にも相当グレードアップいたしました。

家具・インテリア備品搬入セッティング@虎ノ門M邸

虎ノ門ヒルズM邸

先日リフォーム工事が完成した虎ノ門ヒルズレジデンスのM邸に家具備品の搬入で伺って参りました。

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こちらがセッティング完了時の写真ですが、ここまで搬入&セッティングで4時間ほど掛かりました…。

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最初に取り付けが始まったのがペンダント照明です。家具をセッティングした後に、再度動かすのでは二度手間になってしまいますから…。虎ノ門ヒルズのスパの空間の照明をヒントに選んだガラスシェードの輝きが美しいライトです。

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その後にアルフレックスにお願いしたソファー、ダイニングセットの部品が大量に搬入されてきました。

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Mさまも楽しみにしてくださっているアルフレックスのブレラソファです。この写真で見て判る通り、台座や背面のフレームがスリムで、座面は十分に余裕を持ちながら比較的コンパクトに収まることができる優れたデザインのソファなのです。レザー張りの色味も、背面の大理石とマッチしてくれています。

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ダイニングテーブルは丸型のコラムです。カタログの写真では判りませんでしたが、しっかりとした台座で組み上がっても安定感があります。

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ソファーの背面に置くフロアランプ初めて採用したアルマーニカーサのAladinoです。スリムでスタイリッシュですが、少しオリエンタルな雰囲気この空間にどう映えるかが楽しみなランプです。

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高層階でほとんど他者の視線が気にならないお宅ですが、レースのカーテンだけは設置することにしております。

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奥行きが3m近くある幅広のバルコニーにはデドン(ニチエス)の屋外用家具を運び込みました。

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リビングにはラグを敷いて、ソファーの前にブレラシリーズのセンターテーブルを設置してもらっています。左に立っている女性が、今回家具インテリアコーディネートをお願いしたメイズの柚澤さんです。

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何とか午前中に家具インテリア備品のセッティングを終えたところで、お施主さまのMさまが現地に見に来てくださいました。早速にソファーの座り心地をチェック中です。

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その後、ベランダのチェアーの座り心地もチェックして頂きました。

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アートもまだですし、ダイニング上の照明も1つ分がどうしても納期に間に合わなかったりと、完璧な状態ではありませんが、何とかほぼ完成状態に持ってゆくことができました。

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実は、この日までに補修工事や未成工事も完了しており、スタッフの前田君と各務でチェックもしておりました。リフォームキューの岩波さんと現場を担当した今田さんにも来てもらい、竣工お引渡し書類をMさまにサインして頂いている様子です。

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最後に、当日集まってくれた関係者でMさまを囲んでの記念撮影です。きれいな仕上がりの様子にMさまもとても喜んでくださいました。長い時間お待たせいたしましたが、どうぞこの空間を存分にお楽しみください!